Saturday 21 May 2016

水彩画のワークショップ@Briere/France ① 現地乗り入れ編




すっかり更新が滞っていた間の、5月の初頭、フランスで水彩画のワークショップに出てました。その時の模様です。まずは現地乗り入れ編。

このワークショップ、私、この人の絵がひょっとして一番好きかも、という水彩画家によるもの。その名はDenis Clavreul (ドゥニ・クラヴルー)。鉛筆でサラサラ〜っと描いた線の上に、サラサラ〜っと色を乗せていってる…割には、鳥の姿や風景のパースペクティブ、プロポーションがめっちゃ正確っ。そしてその渋い色使い。3年くらい前にモン・サン・ミッシェルの売店でこの画家の本を見つけて以来、何冊か本を買い込み、この人が絵を描いているところを見てみたいー、と常々思っていたところ、何とワークショップ開催のお知らせをフェイス・ブックで見つけ、速攻申し込みました。


師匠の描いたコマドリ。うわぁぁ、かわいいっ。(ウェブから拝借)

ワークショップはフランスのナント近郊、Parc Naturel Régional de Brière という自然公園で行われることになっていて、先ずはそこまでロンドンから辿り着かなければならない。最初、ユーロスターで乗り入れ、パリでTGVに乗り換えを考えたのですが、調べてみたらロンドン・シティ・エアポートからナントに直行便が出ている事が分かり、陸路乗り継ぎと値段もさほど変わらないので飛行機で行くことに。


ロンドン上空。眼下にミレニアム・ドームを臨む。



フランス上空。眼下にモン・サン・ミッシェルを望む…見えるかな〜?



 ナントからサン・ナゼールまでは、SNCFで40分くらい。

サン・ナゼールの海辺


飛行機に乗ってしまえばナントはあっという間。空港を出て、エアポート・シャトルでナントの国鉄駅に向かい、そこから列車でワークショップの行われる自然公園に一番近い街、サン・ナゼール(St Nazaire)まで行って一泊。ワークショップの始まる当日の朝、車で参加する他の参加者にホテルで拾ってもらうことになっていました 。

この一泊したサン・ナゼールという街、ロワール河河口に位置しています。海辺の街だというのにまったくお洒落感ナシ。街の中心部は閑散として静まり返っている。時代を感じる古い建物は全くなくて、のっぺりとした新しい家ばかり。海辺って普通、もっと賑わっているものなのに何これ?と不思議に思いましたが、この街、昔から造船が盛んで、第二次大戦中には軍事的に重要な位置付けにあったため、ドイツ軍の爆撃により、完全に潰されたそうです。あぁ〜、もったいない〜。きっと素敵な古い建物とかあっただろうにーー。

 


サン・ナゼールの街の中。巨大な丸だまで、おしゃれ感を盛り上げようとしているのでしょーか?






ワークショップ代金には、宿代、食事代も含まれていましたが、これから四日間、一体どんな食生活になるか分からなかったので、この晩はちょっと豪勢に、(サン・ナゼールにしては)お洒落なレストランで食事しました。牡蠣、おいしかったーーーっ。

次回からいよいよ水彩ワークショップです。

 

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