Wednesday 9 December 2015

チズウィック・ガーデン/Chiswick House & Gardens


今日はお天気が良かったので、久々にチズウィック・ガーデンズにお散歩に出てみた。冬のさなかともなると、晴天でも公園内は人が少なくてのんびりできる。しばらく行かないうちに、池の周りの木が何本か切り倒されていた。思いきったことするなぁ。あの木の木陰に毎年巣を作るオオバンのつがいが居るんだけど、来年も同じ場所で巣作りするだろうか?






…とある古い切り株には、キノコが生えていた。Shaggy Ink Cap(Coprinus comatus)、または、Lawyer's Wig(弁護士のカツラ)。調べてみたら日本語ではササクレヒトヨタケと言うそうだ。このキノコ、通常は切り株ではなくて芝生に生える種類なのに珍しい。カサの下の方まで真っ白な幼菌のうちなら食用になる。オムレツにして食べるとおいしい。でも、写真のように、下の方から黒くなり、インクの様に真っ黒な液体になると、もう食べるのはムリ。実はその黒い液体がこのキノコの胞子。

昔の僧侶は、このキノコの黒く液状化した胞子を実際にインクとして使っていたとか。うん、私もそれ使って何か文字を書いてみたいな。




帰り道、リスがヒイラギの実をすごい勢いでガツガツ食べていた。リスってドングリとかの茶色い木の実しか食べないかと思っていたら、ヒイラギ食べても大丈夫なんだ。お腹壊したりしないんだ? リスが赤い実を食べる姿はなかなかメルヘン。




冬時間になって日の短くなったロンドン、午後1時半頃なのに、既に夕方のような太陽の光。公園のゲートには、午後四時には公園を出るように、と貼り紙がしてある。日が短いのって切ないねえ。でもまぁ、人の少ない冬の公園って、趣きがあって結構好きだったりする。今年はまだ、そこまで冷え込みがキツくないしね。

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