Monday 24 August 2015

ティエリーと行くノルマンディー(後編)


ランチの後、ボボーな音のするの街に向かう私達。後で調べたら、この辺りでボボーな音が名前にある観光スポットは二つあった。一つはブヴロン・オン・オージュ(Beauvrons-en-Auge)、こちらはフランスの最も美しい村に数えられる一つ。もう一つはボーモン・オン・オージュ(Beaumont-en-Auge)。字に書くとどこがボボー?って思うかもですが、フランス人が発音すると、ボボーなんですってば、マジで。







で、ティエリーが向かっていたのはボーモン・オン・オージュの方でした。ハーフティンバー様式の家が建ち並ぶ、綺麗な街並み。私、この建築様式、好きなんだなぁ。ドライブの道中、この様式の家があると、無意識に「ハーフティンバー!」と叫んでいた。いつかこの様式の家に住んでみたい…とは言いつつ、みな古い家なので、手入れが大変そうではある。






ボーモン・オン・オージュは高台にある街で、遥けき彼方に、かすかに海の見える展望台がある(写真では捉えられなかったけど)。ここから見える海の手前の街は、海辺の観光地、ドゥーヴィルとトゥルーヴィル。

サンセヌリに行った帰りにも展望台に連れて行かれたし、二つあるボボーな街で、 フランスの最も美しい村ではなく、こちらの街を選んだティエリー、どうも高いところから広い景色を眺めるのが好きらしい。

展望台を後にして、街を散策していると、なんだかステキなお店がある。





手作りの万華鏡を売るお店、Après la Pluie 。他にも、ジョセフ・コーネルを彷彿とさせる、凝った古いオモチャのリプロや、美しい装丁のアンティーク本なども置いている。お店の中の写真、もっと撮ってくれば良かったよー。






こちら、40年前からここにお店を構えるドミニクさん。このお店、Kotomiさんはこの辺りの名所を二年前に検索した時に見つけて、行きたいと思っていたそうだ。でも、どこにあったか忘れていたところ、偶然行き当たって喜んでいた。私はここで何も買わなかったんですが、後でKotomiさんの買った万華鏡を貸してもらって、その織りなす美しい世界にハマりました。








グレーのグラデーションを基調として、渋い金や薄いアメシスト色の混ざった万華鏡です。iPhoneはレンズが小さいので、覗き込む穴に当てて写真を撮ってみたところ、案外綺麗に撮れました。

カシャッ、カシャッ と、回すたびにかすかな音を立て、その度に違う世界が目の前に現れます。ああもう、私は万華鏡の中で一生暮らすわ!…って、連れて行かれそうな眩惑的な美しさですよ。




これは万華鏡のお店の隣にあった、店構えがやたら渋い不動産屋さん。そして、店の掲げる看板が可愛い。



看板のアップ。何これ、人間と猫の間みたいな生き物、可愛すぎる。自分の家紋にしたい。

ボーモン・オン・オージュでは、他に店は見ないで最終目的地、オンフルールへ。あ〜コレ、ティエリーと行くノルマンディー後編なのに終わらなかったわー。オンフルール編は特別編という事で続きます。


 

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