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マリア様のフェーヴを入れてみた。 |
1月6日は十二夜。クリスマス・ツリーやカードなどのクリスマスの飾り付けをしまう日。フランスでは、エピファニー(公現節)で、ガレット・デ・ロワ、王様のケーキが食される日。これを今年初めて焼いてみました。このケーキ、中にフェーヴと呼ばれる小さな陶器の人形が入っていて、これに当たった人はその一年がラッキーに過ごせるとか。そもそも王様のケーキを焼いてみようと思ったのは、ノルマンディを旅行した時にカーブーツでフェーヴを幾つも買って持っていたため、実際に使ってみたいと思ったから。そしてレシピを検索してみたら、割に簡単そうだったから。
今回試したレシピは、基本レイモンド・ブランのものを随所自分でアレンジ。砂糖の量は、75gを50gに減らしました。…が、それでもかなり甘かった。以下、自分の為の覚え書き。
材料: バター:75g、粉砂糖:75g、アーモンド・パウダー:75g、卵一個、パイ生地丸型20cm:2枚、ラム酒小さじ1
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バターが柔らかくなるのを待っている。 |
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バターをクリーム状に練り、粉砂糖を加えてさらに混ぜたところ。 |
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アーモンド、卵、お酒を加えて中身の出来上がり。 |
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パイ生地2枚をカット |
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アプリコット・ジャムを敷いてみた。 |
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アーモンド・クリームを伸ばし、フェーヴを隠す。 |
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縁に溶き卵を塗って上の皮を被せる |
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表面に溶き卵を塗り、模様を描いてオーブンにIn |
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190度のオーブンで25分 |
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生地も中身も余ったので、小さいのがもう一個出来た。 |
ガレットの模様は、左側の方が一般的みたいです。でも、これ初心者でいきなり描くのは敷居が高いわー、と思い、メインの第1作目は簡単なヘリンボーン模様にしました。あ、それから小さい方、上の生地が足らなくて、中身がちょっと流れ出てしまってますね。これもよく起こりがち。
ガレット・デ・ロワの一般的なレシピでは、風味付けにラム酒を使えとありますが、ラムは無かったので代わりにコアントロー(オレンジ風味の強いリキュール)とオレンジ・エッセンス(頂き物で、たまたま持っていた)を入れました。アーモンドと味がよくマッチして良かったです。
砂糖の量は50gでも甘かったので、次回は40gで試してみよう。エピファニー以外で食べられる、フェーヴの入っていないバージョンは、ピティヴィエ(Pithivier)と呼ばれているようで、これはお祭りでなくてもいつでも食べていいらしい。なのでまた作っても良いかも。甘い甘いと言いながら、不思議に後を引くケーキでした。20cmのケーキを、これを持って遊びに行った友達宅で、三人で割に無理なく平らげてしまい、結構驚いた。
ちなみにパイ生地は既製品です。オールバターのパイ生地を探して買った甲斐あって、既製品のパイ皮でもとても美味しかった。
こちら、レイモンド・ブランの映像。こうやって、シェフがちゃっちゃっちゃっと作る様子を映した短いビデオって、料理が簡単そうに見えてヤル気がでるわー。
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