Thursday 8 January 2015

Galette des Rois/王様のケーキ


マリア様のフェーヴを入れてみた。

1月6日は十二夜。クリスマス・ツリーやカードなどのクリスマスの飾り付けをしまう日。フランスでは、エピファニー(公現節)で、ガレット・デ・ロワ、王様のケーキが食される日。これを今年初めて焼いてみました。このケーキ、中にフェーヴと呼ばれる小さな陶器の人形が入っていて、これに当たった人はその一年がラッキーに過ごせるとか。そもそも王様のケーキを焼いてみようと思ったのは、ノルマンディを旅行した時にカーブーツでフェーヴを幾つも買って持っていたため、実際に使ってみたいと思ったから。そしてレシピを検索してみたら、割に簡単そうだったから。

今回試したレシピは、基本レイモンド・ブランのものを随所自分でアレンジ。砂糖の量は、75gを50gに減らしました。…が、それでもかなり甘かった。以下、自分の為の覚え書き。

材料: バター:75g、粉砂糖:75g、アーモンド・パウダー:75g、卵一個、パイ生地丸型20cm:2枚、ラム酒小さじ1


バターが柔らかくなるのを待っている。

バターをクリーム状に練り、粉砂糖を加えてさらに混ぜたところ。
アーモンド、卵、お酒を加えて中身の出来上がり。

パイ生地2枚をカット

アプリコット・ジャムを敷いてみた。

アーモンド・クリームを伸ばし、フェーヴを隠す。

縁に溶き卵を塗って上の皮を被せる

表面に溶き卵を塗り、模様を描いてオーブンにIn

190度のオーブンで25分

生地も中身も余ったので、小さいのがもう一個出来た。

ガレットの模様は、左側の方が一般的みたいです。でも、これ初心者でいきなり描くのは敷居が高いわー、と思い、メインの第1作目は簡単なヘリンボーン模様にしました。あ、それから小さい方、上の生地が足らなくて、中身がちょっと流れ出てしまってますね。これもよく起こりがち。

ガレット・デ・ロワの一般的なレシピでは、風味付けにラム酒を使えとありますが、ラムは無かったので代わりにコアントロー(オレンジ風味の強いリキュール)とオレンジ・エッセンス(頂き物で、たまたま持っていた)を入れました。アーモンドと味がよくマッチして良かったです。

砂糖の量は50gでも甘かったので、次回は40gで試してみよう。エピファニー以外で食べられる、フェーヴの入っていないバージョンは、ピティヴィエ(Pithivier)と呼ばれているようで、これはお祭りでなくてもいつでも食べていいらしい。なのでまた作っても良いかも。甘い甘いと言いながら、不思議に後を引くケーキでした。20cmのケーキを、これを持って遊びに行った友達宅で、三人で割に無理なく平らげてしまい、結構驚いた。

ちなみにパイ生地は既製品です。オールバターのパイ生地を探して買った甲斐あって、既製品のパイ皮でもとても美味しかった。

こちら、レイモンド・ブランの映像。こうやって、シェフがちゃっちゃっちゃっと作る様子を映した短いビデオって、料理が簡単そうに見えてヤル気がでるわー。




Wednesday 7 January 2015

実力行使でスライブを要求する大ちゃん



「ここに、ここに大ちゃんのスライブがあるにゃーーーー。」

猫の食べ物にかける執念とは凄まじい。あんまり食べ物には執着が無さそうな大ちゃんでさえ、これである。自分が普段食べている物の他に、巷には美味しいものが沢山あるのだ…、という事に、極力気付かれないように努力しなくては。(肉系の食べ物って、ついお裾分けしちゃう甘い飼い主。自粛、自粛。)

こちら、実写版。




Tuesday 6 January 2015

ドン・キホーテ@ロイヤル・オペラ・ハウス


カーテン・コール

Don Quixote
2015年1月3日

Choreography by Carlos Acosta (after Marius Petipa)

配役
Don Quixote: Will Tucket
Sancho Panza: Michael Stojko
Kitri: Marianera Nuñez
Basilio: Thiago Soares
Gamache: Ryoichi Hirano
Espada: Nehmiah Kish
Merecedes: Claire Calvert
Two Matadors: tristan Dyer, Valentino Zucchetti
The Queen of Dryads: Yuhui Choe
Amour: Emma Maguire
Dulcinera: Nathalie Harrison

土曜のマチネで、再びドン・キホーテを観てきました。「今日のキトリは金子ふみさん〜。ふふふん〜(鼻歌)。」と思いながら配役表を見ると、キトリの横にはマリアネラ・ ヌニェツとある。ぇ?えぇー⁉︎ 私、日にち間違えたっ⁉︎ っと、あせって何度もチケットと日付けと時間を確かめちゃったわ(マチネと夜を間違えたかも⁉︎とも思った)。…でも合ってる。幕間にオペラ・ハウスのサイトで調べたら、もう11月初旬に配役の変更が発表になってた。金子ふみさん、怪我から回復中の模様です。なんだかケガ人続出中のドン・キホーテ。



アンフィシアターのバーからポール・ハムリン・ホールを臨む

ふみさんのキトリが観られないのは残念だけど、代役がマリアネラ・ヌニェツなら文句は言えない。彼女のキトリはまだ観て無かったし。そして相手役のバジリオはティアゴ・ソアレス。舞台上の夫婦の共演という事で、期待が膨らみます。

第一幕だけ観ることが出来た、先日のオシポワとゴールディングのペアは、お互いに技を競い合うような鬼気迫る迫力がありましたが、マリアネラとティアゴのカップルは、さすが実生活で夫婦なだけあって、二人でまぁるい雰囲気を醸し出していました。パ・ドゥ・ドゥーは、二人の周りにぽわ〜んとハート型の風船が見えちゃうわ〜、みたいな。

マリアネラは技術が安定してるので、安心して観ていられます。活気があってお転婆でお茶目、でも女らしさもちゃんと感じられるキトリでした。ティアゴはソロの回転モノの最後の方で、よく軸がブレてグラグラして、ちょっとハラハラしましたが、奥さんに負けずに良く頑張ったっ。

脇を固める役どころ、いつもはよくエスパーダに当てられている平野亮一君、今回はキトリを嫁に欲しがるちょっとヘンな街の金持ち、ガマーシュ役でした。オネエみたいな役作りが面白くって、密かに双眼鏡で逐一表情をチェックしちゃったよ。でも彼は、エスパーダ役の方が断然似合っていて格好良い。

この日のエスパーダ役には、ニィアマイア・キッシュが当たっていました。現役ダンサーだから、それ程年を取っているわけではないはずですが、なんだかナイス・ミドルな雰囲気を漂わせるキッシュ。彼のエスパーダは、フリオ・イグレシアスっぽかった(どういう喩えや)。 エスパーダの後ろで踊る闘牛士の一人、ヴァレンチノ・ズケッティ君が、華やかで目立ちたがりな粋なラテン男の雰囲気が良く出ていてよかったなー。

ドンキに限らず、最近ケガ人が多いロイヤル・バレエ団。皆、よく養生して、元気に舞台に復帰して欲しい。


Monday 5 January 2015

大ちゃんは抱っこが嫌い


本人、美化/若作りしてあります。ぷぷっ。

大ちゃん、ビビリだけど、私にはよく懐いてくれています…が、抱っこは嫌い。抱き上げると、15秒くらい飼い主サービスで耐えてくれますが、サービス時間を過ぎると、「放すにゃーー。大ちゃんは赤ちゃんじゃないにゃー」とばかりにジタバタし始めます。それでも無理に抱っこを続けると、噛む・蹴るなどの破壊工作に打って出る。大ちゃんは猫らしく、あくまで自分の都合の良いように可愛いがられることのみを要求。すなわち追いかけっこ、または猫オモチャで遊んであげるのが、唯一の飼い主の愛情表現だと思ってるよね?大ちゃん?

大ちゃんの返事「何言ってるにゃ。大ちゃんは、母さんが退屈しないように気遣って構ってあげてるにゃ。飼い猫の務めを果たしているにゃーよ。」

…だそうです。


Sunday 4 January 2015

大ちゃんの似顔絵を描いてみた




iPadのお絵描きツールで、大ちゃんの似顔絵を描いてみた。うまくブログで見えるのかなー、これ。大ちゃん、遊んで欲しい時って、この様にドングリまなこの斜め歩きで挑発してきます。私が大ちゃんの目を見ながら本のちょっと動くと、大ちゃん、瞬時に隣の部屋に移動します。「大ちゃんを追いかけるにゃーーーっ」というボディ・ランゲージ。放っておくと、隣の部屋から、ボーイソプラノの高らかな雄叫びが聞こえてきます。私が一緒に遊ぶまで続く。しつこい。猫は諦めない。

ところでこのお絵描きツール、すごく色んな事が出来るようなんだけど…こういう落書きぐらいで、ほとんど使いこなせてない私であった。…でも落書き、けっこー楽しい。


Thursday 1 January 2015

明けましておめでとうございます。


年越し花火のスクリーン・ショット




祝賀新年
新年、明けましておめでとうございます。
今年も楽しい一年にしましょう


ところで、ロンドン名物、テムズ河沿いで打ち上げられる、新年の年越し花火、去年までは無料で、50万人という人出が、みっちり小さなエリアに詰まっていたとか。今年は入場制限のため、チケット制だったそうですね。 £10.00で10万枚発行されたとか。100万ポンドの売り上げかぁ。この10分間の為に打ち上げられる花火とか、警察や救急車や緊急時の処置班や、交通整理その他もろもろの経費を考えると、ロンドン市、儲けてるとは言えないだろうなぁ。

個人的には、人で大混雑している場所で、お酒で息が臭い(であろう)他人に、ぎゅうぎゅうに揉まれながら花火を見たいという人の気持ちが知れませんが、チケット制を決めたロンドン市長、ボリス・ジョンソン氏には批判が轟々集まっているようで、同じシステムで来年も行くかどうかは、神のみぞ知る、いや、ボリスのみぞ知る?

私の家の周りでも、花火を上げている人達が居てやかましかったですが、ビビリの大ちゃんは割りに平気そうにしてました。

ではまた一年、よろしくお願いします。